2008年10月 ブライアン・ワイス博士「前世療法プロフェッショナルトレーニング」参加レポート

2008年10月19日から24日までブライアン・ワイス博士の「前世療法プロフェッショナルトレーニングコース」に参加しました。現在のところ、ワイス博士のトレーニングは日本で開催される予定はなく、海外でのトレーニングに参加するしかありません。
本格的な海外の研修は初めてだったので少し不安でしたが、ふたを開ければ楽しい思い出がいっぱいの1週間となりました。

開催場所はアメリカ・ニューヨーク州ラインベックにあるオメガ・インスティチュートという施設です。オメガは、ヨガなどのボディワークやスピリチュアル系のワークショップなどホリスティックなアプローチによって心身の健康と成長を目指して活動している非営利組織で、1970年代に設立されました。

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Omega Instituteという場所

PA200603.JPGオメガのラインベックキャンパスは、ニューヨーク(JFK空港)からバスや車で3-4時間ほどの距離にあります。「ニューヨーク」というと「世界トップクラスの大都会」というイメージですが、ここはニューヨークと言っても、都会とは遠く離れた郊外。日本で言うと、「青梅」あたりのイメージでしょうか。素晴らしい自然がいっぱい、そしてこの場の空気(雰囲気)がとても清らかで神聖に感じられる,不思議な場所です。

海外のワークショップは、オメガのような郊外の環境のよい静かな場所にこもって(リトリートして)行うことがよくあります。このように「日常から自分を切り離して、心身と向き合う時間・場を作る」というのは、とても重要なことだと思います。




PA200604.JPG上の写真やこの写真は、私が宿泊したコテージです。オメガを利用するセミナー/ワークショップの参加者はほとんどが敷地内の宿泊施設に滞在します。

個室やツインルーム、そして3-4人でシェアする部屋など様々なタイプがありましたが、私はせっかくなので日本人のルームメートを探さずに、オメガのスタッフにマッチングしていただきました。

同室はソーシャルワーカーをしているアメリカ人女性のナンシーさん。英語が心もとない私はコミュニケーションにかなり苦労しましたが、ナンシーさんの暖かいフォローでとても楽しい滞在となりました。




PA240657.JPGこれはコテージの入り口。

入り口の廊下を挟んで向かい合わせに2人部屋があります。お風呂とトイレは4人でシェアします。

夜はシャワーが混雑しないかしら?と心配しましたが、なぜか他の滞在者と重なることは一度もありませんでした。




DSCF2864.JPGこれが2人部屋。
日本のビジネスホテル並みに狭いです!
こういう場所なので、もちろん部屋にインターネットも引いてありません。どうしても、という場合はメインホール側のカフェテリアの無線のネット環境を使います。部屋付けの電話もないし、携帯もほとんど電波が入らないようで、持参した人たちは泣いていました(笑)。

夜になると裏庭にやってきた動物の足音(リス?ウサギ?)が聞こえます。朝にはコテージの屋根に小鳥のはねる小さな足音。東京にいると聴くことの出来ない音が沢山です。



DSCF2853.JPG10月とはいえニューヨークはとっても寒い!

ガラスにうっすら霜がおりています。食堂からは朝食の合図を知らせるホラ貝の音が聞こえてきます。



PA200602.JPGよく見ると、この落ち葉にみんな霜がおりています。10月でも息は真っ白。朝夕はダウンジャケットが必要です。


PA220627.JPGオメガでの滞在は三食つきです。大きな食堂でビュッフェ形式でサーブされます。この写真は朝早くなので人がまばらですが、お昼や夜は大にぎわい。世界中から集まった参加者たちで、異文化交流が行われています。


PA220625.JPGここでの食事は全てベジタリアン食です。



PA220626.JPG山盛りのフルーツは見ているだけで元気になってきますね。


PA200600.JPGある日の朝食。お皿の上にいるのはうちのスーではありません。(笑)


PA230630.JPGなぜかジュースサーバーの上にワンちゃん(のぬいぐるみ)が!ハロウィンが近いのでカボチャが置いてあったのです。


ワイス博士のプロフェッショナルトレーニング

PA240642.JPGトレーニングは「メインホール」という体育館のような板張りのホールで行われました。


PA230637.JPG前方にある少し高くなったステージを囲むように扇形に席が作られています。前方の人は座椅子を使い、後方は椅子の席です。

身体のリラックスを必要とするヒプノセラピーのトレーニングでは、座椅子はなかなか心地よいです。日本のようにかしこまって先生の話を聴く、という雰囲気は全くなく、みんな思い思いのスタイルで参加していました。ワイス博士の声があまりに気持ちよくて爆睡してしまう人も!


536.JPGこのトレーニングはメンタルケアなどの有資格者の「Continuing education unit(継続教育)」の対象になっているそうです。参加者にはソーシャルワーカーの方が多数いました。


PA240646.JPGブライアン・ワイス博士。開始直前の一瞬を撮影させていただきました。もちろんワーク中は撮影はNGです。

1日目は参加者全員の自己紹介とペアの相手の持ち物を交換して行う簡単なエネルギーワークをしました。実習後、感想を参加者同士でシェアし、内容によってはワイス博士がコメントをくださいます。
2日目〜4日目はワイス博士の前世療法のデモを中心に学びます。デモで感じた疑問点などは、ワイス博士の解説とクライエント役のフィードバックと共に理解を深めていく感じです。4日目の午後は参加者同士がペアを組んでの実習。そして5日目は前日のフィードバックとQ&A、そしてまとめです。長いようで本当にあっという間の5日間です。

ワイス博士には、前世療法に対して懐疑的な質問も出たりしましたが、嫌な顔一つせずに、いつもと変わらない調子でどんな参加者にも穏やかに、誠実に返答している姿が印象的でした。


DSCF2839.JPGトレーニング期間中、私が学んだ催眠療法スクール「日本ホリスティックアカデミー」村井啓一先生のご尽力により、ワイス博士と日本からの参加者とで歓談する機会を設けていただきました。

一人一人の話を本当にあたたかい眼差しで聴いてくださって、ワイス博士の人柄を直に感じることができました。私は、ほんの少しでしたが、動物の力や動物との言葉を超えたコミュニケーションについて勉強していることをお話することができました。



DSCF2842.JPGワイス博士とご一緒していると、ゆっくりとした時間が流れる気がします。あ!左利きですね。



PA250682.JPG最終日、ワイス博士の奥様のキャロルさんがこんなメッセージをボードに残してくださいました。ご夫妻の暖かさが伝わってきました。


PA210607.JPGオメガではワークショップ参加者には無料のヨガや瞑想のワークショップを開催しています。今回は初めてのことばかりで、オメガの色々なサービスをゆっくり楽しむことが出来なかったのが残念です。



PA210610.JPGサンクチュアリーで見つけたお花。


PA240647.JPGオメガではワイス博士のトレーニングを毎年7月と10月に開催しているようですが、もし検討している方がいるならば、私は絶対秋をお勧めしたいです。本当に美しい自然を堪能できると思います。

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