カウンセリングって何をするの?
「カウンセリング」ってよく聞くけれど、具体的に何をするのかよく分からない方が多いと思います。
化粧品を買うときやエステに行った時のように「あなたの肌にはこの商品が合いますよ」「短期間で痩せたいのならこのコースはいかがでしょう?」と何か自分にアドバイスや答えをくれること、と感じている人もいるかもしれません。
心理カウンセリングでは、解決方法を直接指示することはいたしません。
「苦しくて、自分で答えが見つからないから誰かに助けて欲しいのに、それじゃ困る!」って思うかもしれないですね。だいじょうぶです。絶望しないで。
心の悩みの答えというのは、ご自身の中にあるものなのです。
そして人は誰でも自分自身でその答えを見つけられる力を持っています。
今は混乱して、とても疲れてしまっているので、見えなくなったり、感じられなくなっているだけなのです。
その疲れてしまった心をほぐして、見えなくなったり、感じられなくなったりしている【自分】を取り戻せば、ちゃんと自分で見つけられます。
そのお手伝いをさせていただくのが私たちカウンセラーです。
「カウンセリング」は、傾聴訓練を受けたカウンセラーが、その字の通り、相談者の悩みや苦しみを「耳と目と心で」聴き、その方の心の動きや変化をサポートする作業です。
例えていうと、ゴールへの道のりが分からないコースを走っているランナーは相談者、そのコースの横の脇道で伴走しながら応援している応援団長がカウンセラー、というイメージです。応援団長はコーチではありませんので、「そっちの道は遠回りだ」とか「君のフォームが悪い」とか「もっと早く走れ」などの批判や指示はしません。
また、自分が変わって走ってあげるということもしません。ランナーが走っている道は、その人だけの道なのです。応援団長(カウンセラー)は、ただ、ひたすらランナーの苦しさ(感情)に寄り添って、ランナーが走っている道(その人の選択)を応援し、尊重します。
カウンセリングでは何を話せばいい?
カウンセリングでは、今抱えているこころの悩みや、生活の面で改善したいこと、あなたがお話ししたいと思うことを何でも自由にお話しください。話すことが上手でなくても、ちっぽけと思える悩みでも、他人が聞いたら眉をひそめるようなお話であっても、何も心配する必要はありません。
この時間はあなたの好きなことを、好きなだけ、自由に話していい時間なのです。
あなたのお話を非難したり、評価したり、判断することは一切ありません。
また、倫理規定によりクライエントの皆様の安全は守られています。セラピールームでお聞きしたお話が外部に漏れることも一切ありません。どうぞ安心してお話ください。
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