「ヒプノセラピー(催眠療法)」を受けてみたいけれど、迷いや不安を感じている方も多いはずです。ここでは、皆さんが不安に感じると思われる点についてご案内するとともに、ご自分がセラピストを選ぶ際に注意していただきたい点についてもご紹介しています。

身体への接触について

あなたを催眠状態へ誘導する際、セラピストがあなたの身体へ接触することがあります。
具体的には「人差し指で額をそっとタップする」「セラピストの手の平とあなたの手の平を重ね合わせる」「セラピストがあなたの手首をもちあげる→離す」などです。
セラピストはあなたの許可のもと、これらの接触をおこないます。

初めて会う相手に顔や身体の一部をさわられるのは気がすすまないかもしれません。

もし、あなたがタッチを望まない場合には、その旨をつたえ、別な方法をリクエストしましょう。
身体に全くタッチせずに誘導する方法もありますので、ご安心ください。

Real_col_Attention.pngクライエントのリクエストに柔軟に対応できるのがプロですから、遠慮なくおっしゃってください。
自分のやり方を押し付けたり、不必要に身体への接触を要求するセラピストは、プロとして失格です
Real_col_Attention.pngセラピーはキャッチボールのようなもので、あなたとセラピストとの共同作業です。
あなたのペースやあなたの感じ方を尊重できるのがプロの仕事です。

健康状態について

現在、精神科や心療内科に通院されている場合、軽度のうつ状態を除いては、リラクゼーション以外のヒプノセラピーは行なっておりません。なぜならば、セラピーによって今より体調を崩してしまう可能性が考えられるからです。

当セラピールームでは、心理カウンセリングもおこなっています。セラピストの砥上は、うつ状態の方や自殺念慮のある方、大きなショックに遭われた方への援助について、専門トレーニングを受けております。かかりつけのお医者様とご相談の上、カウンセリングも一つの選択肢としてご検討ください。

服装について

ヒプノセラピーは深い呼吸をして身体をリラックスさせた状態でおこないます。
締めつけの強いお洋服ですと、それだけで身体に余計な力がはいってしまいます。
セラピーを受ける日は、ゆるく楽な服装でおこしいただけるとよいかと思います。

誘導時の姿勢

ヒプノセラピーは横にならなくても、ゆったりと座れるイスがあれば施術可能です。
(当セラピールームはリクライニングチェアを使用しています。)

Real_col_Attention.png身体を横たえておこなうセラピストもいますが、クライエントが望まないのに
横臥を強要するようなセラピストには注意しましょう。

催眠は魔法ではありません。

テレビなどで催眠を取り上げた番組を見ると、催眠を「すごいこと」、セラピストを「すごい人」のように感じるかもしれません。しかし、催眠は魔法ではありません。催眠そのものに過度な期待や過信を持たないようにしましょう。

催眠が魔法でないなら、ヒプノセラピーは何の役にも立たないのでしょうか?
いいえ。あなたがセラピストと一緒に目標をたて、自分の力を信じてセラピーに参加すれば、セラピーはきっとあなたのお役に立てるはずです。

あなたの大切な時間とお金です。

セラピー以外に、物品の販売やお祓い等を強くすすめるセラピストについては「クライエントの心の回復を援助する」という使命以前に「お金儲け」に心が支配されている可能性があります。

悩みを抱えて心の力が弱くなっている時には、判断力・決断力も弱まっています。
「断るのはセラピストに悪いのかも...」「プロが言うのだから...」と言葉を飲み込んで流されてしまわずに、不安や心配は、必ずセラピストにつたえてください。
あなたは、セラピー料金を支払い、貴重な時間を割いているのです。
余計な気をつかう必要は、一切ありません。